走る話と登る話と遊ぶ話と猫の話

マラソンやったりトレランやったりゲームとかしたり猫と戯れたりした話を綴ります

チャレンジ富士五湖ウルトラマラソンで100km走った?お話(後編)

なんかだらだら書いてるうちにUTMFが雪でコース短縮になってたり

そもそも元号が変わってたりするけど特に気にもせず後編をお送りします

 

50キロ手前で違和感を覚え始めた膝の外側の痛みといえば腸脛靭帯炎

今年の初めに痛めてた右膝周りを無意識に庇ってたせいなのか左膝に発症

違和感を感じ走りながら左の臀部から左の外腿をガシガシ叩いて解しつつ

ゆるゆると前に進むが時既に遅しで丁度50km通過する辺りで痛みに負けて歩く

 

さて50キロ通過タイムは5時間29分、つまり8時間半で残りを進めば完走

ここで1年半前に完治しないまま走った袋井メロンマラソンの記憶を穿り返す

その時は見事にレース中に再発し10km過ぎから残り30キロ余りを

ほぼほぼ歩きで4時間半も掛けてゴール、という苦い経験から間に合うか推測

 

残り時間8時間半で残り50キロを最悪全て歩いて進むと仮定すると

キロ10分ペースでも1時間おおよそ6キロ進めるので8時間半で51キロ

当然エイドで休む時間は殆どなくなるがまだ走れるので余裕はあるはず

 

そんじゃま行けるトコまで行くってことで走って歩いて作戦でレース続行

想定通りの前半5時間半で作れたマージンを何とか最大限に活かして

制限時間ギリギリでいいから完走でもできれば13時間切りたいなぁ

とまだこの時は思っていたが8時間も歩くのは長すぎたよ

 

・50-60km

まだ少しでも走れるうちに多少なりともマージンを稼ごうと53キロあたりで

とりあえずロキソニンを一錠突っ込みつつ我慢できなくなるまで走る作戦

足和田エイドではドロップバックに消炎鎮痛スプレーでも入れときゃ良かったかな

と当時は思ったがあそこまで症状進むと大して効果はなかっただろう

汗も引き加減だったが着替えたり各種補給して10分程度休んでゆるゆる進む

 

・60-70km

精進湖への下りである程度速度が出ると痛みが軽減されることに気づき

下り基調をキロ5分程度でぶっ飛ばし平坦やら登りはガチ歩く作戦を敢行

ええ近く走ってる人は「何この人下りだけ飛ばしてるの?」と思われたでしょう

これしかやりようがなかったんだよおおおおおおおおおおおおおおおお

 

・70-80km

下りガチ走り作戦の無理がたたって来たか全く走れなくなりひたすら歩く

ドロップバックからモバイルバッテリーとGPSウォッチを繋ぐケーブルを出し忘れ

電池切れそうああ電池切れるペース判らなくなるどうしようと思い始める

でも普通に歩けば間に合うよきっと間に合う間に合うよ間に合うはず

 

・80-90km

信号で待たされた後に動き始める時に非常に痛みが酷く信号に呪詛を吐き始める

ついぞ8時間前までは「信号待ちは合法的に休息できるぜはっはっはー」とか

言ってた奴がどっかにいるらしいがそんなことは忘却の彼方である

85kmあたりでGPSウォッチの電源が切れるも結構ひたすら歩くしかない

 

・90-100km

間に合うことを確信していたものの痛む膝に残り5kmからの長い登り坂がきつい

多分膝が痛んでなくてもきつかっただろうなと思いつつひたすら歩いて登る

「まだおわんねぇのかこの坂は」と心の中で呪詛を吐き散らしつつ登る

モットーのエンジョイ&エキサイティングはどこに行ったんだこの男

 

そして競技場に入り「最後は笑顔!」と沿道の人に声を掛けられ我に返る

不恰好でも無理矢理最後は走ってゴールテープを切って何とか完走

 

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前半5時間半で後半8時間とか正直どう表現していいのか判らない結果であった

長くなったし完走した感想やら膝の経過やら夏以降のレース予定は次回!